
昨年からじっくりと準備を進めてきた、新築の自宅づくりプロジェクト。建物の印象を左右する外観や素材選びももちろん重要ですが、実際に暮らし始めてから快適さを左右するのは、意外と細かな設備の使い勝手だったりします。その一つが、地下駐車場の出入り口でした。冬の寒さが本格化する前に、操作性と静粛性を重視して「電動オーバースライダー」を採用することを決めました。
当初、設計段階で検討していた国内大手メーカーの見積を見たときは、正直なところ戸惑いもありました。性能面に不安はないものの、想定していた予算を大きく超えていたからです。「このまま進めて本当に納得できるだろうか」と考え直していたタイミングで知ったのが、コアド(COAD)でした。

設計図面をもとに相談してみると、まず感じたのはレスポンスの早さでした。それだけでなく、こちらが言葉にしきれていない意図まで汲み取ったうえで、現実的かつ具体的な提案を返してくれたのが印象的でした。単に製品を当てはめるのではなく、「この住まいにとって何が最適か」という視点で話を進めてくれる姿勢に、自然と信頼感が生まれました。
特に印象に残っているのは、現場確認を踏まえた判断の柔軟さです。すべてを新しく作り替えるのではなく、建物全体のバランスや動線、将来的なメンテナンス性まで考慮したうえで、必要な部分にだけ手を入れるという考え方でした。その結果、見た目の完成度や使い勝手を高めながら、無理のないコスト配分が実現しました。住まいづくりの中で、こうした「余白を活かす提案」は想像以上に価値があると感じました。

工事当日は冷え込みの厳しい一日でしたが、作業は終始落ち着いた雰囲気で進み、こちらが不安を感じる場面はほとんどありませんでした。完成したオーバースライダーを初めて動かしたとき、その静かで滑らかな動きに思わず見入ってしまいました。パネルが天井方向へすっと収まり、開閉のたびに空間が整っていく感覚があります。地下駐車場特有の重たい印象が薄れ、全体がすっきりと洗練された雰囲気になりました。
実際に暮らし始めてから、その快適さを日々実感しています。帰宅時の開閉がスムーズで待たされることがなく、動作音も控えめなため、夜間でも気兼ねなく使えます。さらに、気密性が高まったことで外気の影響を受けにくくなり、駐車場内の環境も安定しました。こうした変化は派手ではありませんが、確実に暮らしの質を底上げしてくれています。

これから新築住宅や駐車場設備を検討される方には、価格やスペックだけでなく、「どこまで住まい全体を見て提案してくれるか」という点にも目を向けてほしいと思います。コアドとのやり取りを通して、設備選びも住まいづくりの一部なのだと改めて感じました。完成したゲートを通るたびに、あのときの判断は正しかったと、今でも自然に思えています。