現場名 | 鳥取県米子市 S様邸 |
工事内容 | 土間引き戸からオーバースライダーシャッターの取替工事 |
時代を越えて風情を感じられる城下町付近の一角に佇む、かつて建具販売店であった建物が空き家となり、数十年前に引っ越して以来、リノベーションを重ねながら長年住み続けています。
この建物には日本特有の土間スペースが残されており、1階の土間部分は車庫と自身の趣味空間として活用し、2階はリノベーションして住居スペースとして使用しています。
土間玄関を入ると広がる土間スペースは、日常的に使用する軽自動車を停めるの車庫スペースとして利用し、その奥には自身の趣味であるオートバイの整備を楽しむ専用のスペースを設けています。
今後は所有するボックス型のビジネスカーを土間スペースに駐車することを考えた際、玄関の入り口をより快適で機能的なものにしたい計画がありました。
単なる車庫スペースとしてだけでなく、家族の暮らしや趣味を支えるこの土間空間を、より快適でスタイリッシュに変えられないかと考えを巡らせていました。
そこで以前よりガレージシャッター製品の中でも、オーバースライダーシャッターに対して強い興味を持っていました。
一般的な巻き取り式のシャッターに比べて開閉スピードが速く、引き戸よりも格段に便利なため、車の出し入れや家族の出入りがスムーズに行えると感じていました。
また、米子市は日本海側に位置しているので冬は厳しい冷え込みと積雪に悩まされます。
特に我が家の土間引き戸はすりガラスのためドア自体に断熱性がなく、土間の趣味スペースにも冷たい風が入り込むので、オートバイの整備をする際には冬の寒さが厳しく感じられました。
更に土間から上がる階段は2階の住居へと続いているため、冷たい隙間風が侵入することも悩みの一つでした。
このような状況を改善するために、断熱性がありさらに開閉の手間を省ける電動式のオーバースライドシャッターへの取替を決意しました。
コアド製品のパネルには、スタンダードパネルにダークグレーとウッドカラー、そして特殊塗装仕上げのパネルとして、サティンパールホワイトとサティンパールグレーと4色がラインナップされています。
サティンパールパネルはスタンダードパネルよりも価格が高くはなりますが、4色の中で我が家の外壁に最も調和するシンプルで落ち着いた色合いのサティンパールホワイトに強く惹かれました。
更にサティンパールパネルは耐久性が高く、傷や変色を抑える特殊塗装が施されているため、今後長年使用していく上でも非常に魅力的だと感じました。
施工後の感想は、サティンパールホワイトパネルは我が家の外壁と見事に調和し、高級感がありながらもどこか控えめで自然な印象を与えてくれました。
風情漂う城下町にもよく合い、住宅全体が一層洗練された印象にとても満足しています。
オーバースライドシャッターの施工が完了し、実際にリモコン操作で動作確認を行った際、その静音性の高さに驚きました。
我が家は閑静な住宅街にあり、両隣の家との距離も近いため、電動シャッターへ交換する際は開閉時の音に懸念部分がありました。
しかし想像以上に静音性が高く、周囲の住宅環境にも配慮できる点が非常に安心しています。
ガラス引き戸の明るさを保つため、オプションサービスで付けて頂いた採光窓もデザインがアクセントとなっておりとても気に入っています。
また勝手口がないため、停電時に対応できる外部手動切替装置も設置がオプションとして必要となりましたが、サティンパールパネルを含め価格の調整にも親身にご対応頂き、納得のいく価格で高品質の玄関を完成させることができました。
これからは土間内の冬場の冷え込みも軽減されるのが楽しみで、大型バンの愛車の保護するとともに、趣味スペースをより快適な利用できることを楽しみにしています。